Techbook編集部

オートメーション

2017年デジタルマーケティング4大トピックスの1つは、「テクノロジーによる業務代替」だった。

今、デジタルマーケティングの現場で、マーケティングオートメーションツールが、プランニング、運用、レポーティングなど、マーケターの仕事を代替し始めていると言う。

また昨今では、AIを組み合わせてサイト解析・改善を簡単にするツールなども、散見するようになった。

「オートメーション・AIは人間の仕事を奪うのか?」といった問いかけは、ここ数年で何度も耳にしている気がするが、テクノロジーの進化は想像以上に早い。

2017年、デジタルマーケティングにおける私たちマーケターの「仕事」も変わってくると予見できる。

<インターネット>の次に来るもの」には、こう書いてある。

200年前には、アメリカでは70%の労働者が農場で働いていた。現在ではオートメーションによってその仕事は1%となり、彼ら(労働用の家畜も含め)は機械に置き換わってしまった。

しかし、次に続く文章はこうだ。

しかしそうした労働者は、そのまま何もせずに座っていたわけではない。そうではなく、オートメーションは、まったく新しい分野で何億もの新しい仕事を生んだのだ。

かつては農業で暮らしていた人々が、工場労働の分野に配置転換され、せっせと農機具や車や他の工業製品を作り始めた。それ以降、道具の修理工、オフセットの印刷工、食品を扱う化学者、写真家、ウェブデザイナーといった新しい職業が次々と波のように押し寄せたが、それは以前の職業をオートメーションすることで生まれたものだった。現在ではほとんどの人が、1800年代の農民が考えもつかなかった職業に就いている。

話は変わり、とあるIT企業の採用担当者Gさんと話す機会があり、こんな話を聞いた。

Gさん「デジタルマーケターと横文字にすると、分かりにくくなりますよね?」

T「何をするのかとか、仕事がですか?」

Gさん「そうです。実際にウチに欲しい人材としては、マーケティング施策全体をプランニングができる人だったり、戦略的に他社と提携する企画を作れる人だったり・・・」

T「考えて、実行できる人ですかね?」

Gさん「そうですね・・・。プランナーと言えばいいんですかね?

例えば広告運用でCPA3分の2に押さえられる、というのも凄いと思うのですが、私たちの場合そうではなくて、マーケティング施策全体をプランニングができる人が欲しいですね。」

T「なるほど・・・」

Gさん「自分で考えて、動いて、プランニングして・・・。必要なら他社と協業しても良いし。当然ベストな解は広告だけじゃないだろうから、そこを考えられる人が欲しいですね。

理想ですけどねー笑」

・・・これからますます「効率が求められ、かつ人間がしなくても良い仕事」は、機械によって代替されていくだろう。

<インターネット>の次に来るもの」でケヴィン・ケリーが言うように、これからかつての仕事がオートメーション・AIに代替される一方で、今までなかった新しい仕事が増えていくのだろうか?

マーケティングは顧客の課題解決だ。

顧客が人間である以上、人間がどうやって人間の課題解決をするかを「考える」仕事は、なくなりそうもないように思う。

あなたは、どう思いますか?

文/テックブック清水拓也

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今回、登場した本