デジタル領域のダイレクトマーケティング支援事業や、越境EC支援事業を展開する株式会社ワンスターは、1月10日に「2017年の『デジタル領域におけるリピート通販ビジネス』の4大トピックス」と題して、以下のトピックスを紹介しました。
- CRMチャネルの多様化
- テクノロジーによる業務代替:マーケッターの付加価値が再定義される
- 「レコメンデーション広告」の規模拡大:勝ちパターンが確立される1年
- 「除外データベース」活用で不正注文撲滅
本稿は、4大トピックスのサマリーを簡単な言葉でご紹介したものです。
さらに詳しい内容は、こちらをご覧ください。
1. CRMチャネルの多様化
単品リピート通販業界において、2016年は従来型のメールマーケティングに加えて、マーケティングオートメーションやLINE、SNS、ブラウザプッシュ通知(Webプッシュ通知と同義)など、CRMチャネルが多様化した。
ただ、この領域で顧客とのコミュニケーション設計ができるコンサルタントの存在は希少。2017年はその重要性が増すだろう。
2. テクノロジーによる業務代替
マーケティングオートメーションツールが、マーケターの従来の業務(プランニング、運用、レポーティングなど)を代替するようになってきた。
単品リピート通販業界において、クリエイティブの重要性はますます増すと予測されるが、高度な思考による論理的な問題解決よりも「モノ(クリエイティブ)」それ自体が与えるインパクトは計り知れない。
2017年は、生活者の「機会」から発想するクリエイティブというものが、1つのクリエイティブ制作の定石となっていくと予想される。
3. 「レコメンデーション広告」の規模拡大
2016年は、単品リピート通販においてネイティブアド(特にレコメンドウィジェット型※)の比率が大幅に伸長した年だった。(※編集部注:出典元では、レコメンデーション広告と記載)
今後も、レコメンデーション広告は拡大すると予測されるが、国内プラットフォーマーも配信枠も少ない。そのため、競合が増えてCPCが上昇するだろう。
そのため2017年は、レコメンデーション広告黎明期において勝ちパターンが確立され、単品リピート通販市場を牽引するのではないか。
4. 「除外データベース」活用で不正注文撲滅
2016年、ビッグデータの活用が叫ばれる中、単品リピート通販業界もデータ活用の様々な取り組みをしてきたが、直接コンヴァージョンを指標とした広告配信において、「データ活用によるスケールは困難」だとわかった。
今後、単品リピート通販業界におけるデータ活用は、「除外データベース」としての活用という方向性に舵を切っていくのではないか。
具体的には、「アドフラウド除外」による広告配信や、マーケティングオートメーションツールの活用による不正注文の検知など。(「アドフラウド」とは、人ではなくコンピューター(ボット)によって広告表示・クリックが行われること。)
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株式会社ワンスター:「2017年の『デジタル領域におけるリピート通販ビジネス』の4大トピックス」
編集/テックブック編集部
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