Techbook編集部

コンテンツSEO

社内のコンテンツマーケティングの期待を背負ったあなたは、自社ブログの担当者になった。

ライティングや編集力には自信があったのに、ブログを開始して3か月。一向にアクセスが上がらない。

SEOは初心者だという自覚があるが、何をすればいいかわからない。そんな悩みを持っていないだろうか?

ただ、SEOを学ぶことも大事だが、同時に良質なコンテンツが作れることも大事だ。

良質なコンテンツは、あなたの資産となって半永久的にアクセスを集める一方で・・・・・・

アクセス

質の低いコンテンツは、継続的にアクセスを集めることはできない。

低アクセス

SEOを理解した上で、良質なコンテンツを作る。このことを実践するためには、コンテンツSEOを学ぶ必要があるだろう。そこで今回は、コンテンツSEOについてお伝えしていきたい。

1. コンテンツSEOとは?

SEOと言えば、かつては被リンクの質や数を重視していた。

SEOのためにひたすら被リンクを増やし、コンテンツはどちらかと言えば二の次だった。しかし、Google(検索エンジン)の度重なるアップデートで、従来の検索アルゴリズムは進化を遂げた。

当然、被リンクの質や数は今でも重要だが、それ以上に『コンテンツの質』が重要視されるようになった。被リンクの質や数に関わらず、質の低いコンテンツをいくら大量作成しても、検索エンジンから評価されることはない。(当然、質の低いコンテンツに自然と被リンクが集まることはない)

コンテンツSEOは、『良質なコンテンツを継続的に更新することで、検索エンジンからのオーガニック検索からの流入を増やす』集客手法だ。

2. コンテンツSEOを継続した結果

当ブログは開設以来、一貫して良質なコンテンツを継続的に更新することに注力してきた。

その結果、「コンテンツマーケティング」の複合キーワードで検索上位に表示をして、弊社のコンテンツマーケティングの支援サービスコンテンツ作成代行サービスへのお申し込みや、ご発注をいただいている。

コンテンツSEOを継続することで、オーガニック検索からのトラフィックは右肩上がりに増える。かつ、じわじわと検索ランキングは上がり、一度上位表示されると滅多なことではランキングは下がらない。

コンテンツマーケティング

3. Google(検索エンジン)が作ろうとしている世界

昨今、Googleの検索アルゴリズムが段階的にアップデートしていることが話題だが、コンテンツSEOができていれば、そう大きな問題はないはずだ。

Google(検索エンジン)は、ユーザーが検索して到達するコンテンツが最良のものである、そんな世界を作ろうとしている。その思想は昔から変わらない。

ただ検索エンジンは(端的に言うと)被リンク数を重視していた過去から、コンテンツの質を重要視するように変化した。このことが、コンテンツSEOが重要視される背景となっている。

4. 最も注力すべきは良質なコンテンツづくり

文章の書き方も大事だし、SEOライティングの知識も重要。ただ、コンテンツSEOの一側面でしかない。

【SEO対策方法18選】検索順位を上げるための一工夫(当ブログ実証済み)」で、こう書いた。

良質なコンテンツづくりが、一番のSEO対策になる

このことは、私自身が当ブログを運用して実感していることだ。

ブログ

5. 良質なコンテンツとは?

では、良質なコンテンツとは一体何を指しているのか?

抽象的な言葉ゆえに、絶対的な正解はない。しかし、2つの視点でコンテンツを考えることで、どのようなコンテンツが良質なのかが明確になる。

5-1. 読み手の検索ニーズを満たし、さらに期待を超えるコンテンツ

まずは読み手が満足するコンテンツであるか?という視点だ。

これは先に述べたGoogle(検索エンジン)が作ろうとしている世界を理解すると、自ずと理解が進むはずだ。

ソーシャルメディアが急成長した後は、もちろんソーシャルメディアからの流入も決して小さいものではない。しかし長期的な視点に立つと、オーガニック検索からの流入を伸ばさない限り、アクセス数のベースを増やしていくことは難しい。

つまり読み手の検索ニーズを満たすコンテンツこそ、良質なコンテンツ。ただ期待通りだと、驚きは生まれない。期待を超えるコンテンツこそ、良質なコンテンツだと言える。

5-2. 検索エンジンが理解しやすく情報が整理されているコンテンツ

2つ目の視点は、検索エンジンに対するものだ。

検索エンジンがコンテンツの情報を理解するには、情報が整理されている必要がある。さらに情報がきちんと整理されていると、検索エンジンはクローリングの際に、素早く、かつ正確に情報を理解することができる。

「きちんと」と言うと抽象的だが、例えばタイトル・見出し・リード文といった重要度が高い箇所のテキスト情報を読み込むだけで、コンテンツの内容が推測できるといったことだ。(詳しくは後述する)

いくら友人に評価される良いコンテンツを作っても、検索エンジンが情報を正しく理解できないと、検索ランキングで上位表示することはできない。検索を通じて、より多くの人に評価されるコンテンツを届けることができなければ、良質なコンテンツとは言えないだろう。

つまり、検索エンジンが理解しやすく情報が整理されているコンテンツは、良質なコンテンツだと言える。

コンテンツ

6. コンテンツSEO|8つの手順

それではここから、コンテンツSEOの具体的な手順をご紹介する。

当ブログは、8つの手順を踏まえてコンテンツを作成することで、コンヴァージョン数・訪問者数・アクセス数を右肩上がりに伸ばしてきた。

6-1.適切なキーワード選定をする

まず最初に重要になる工程は、キーワード選定だ。いくら良質なコンテンツが作れても、検索ボリュームが低ければ読み手の数は限られる。

ブログのテーマによって、検索ボリュームの指標は異なるが、単純に100と1000では10倍アクセスが異なる。簡単な算数だから頭では分かるが、検索ボリュームから想定する実際のアクセス数は、感覚が培われると段々と明確になっていく。

キーワードプランナーの数値も、時には大きくずれることがあるため、あくまで実戦で感覚を培っていくのが良いだろう。

※さらに詳しく知りたい方は、キーワード選定のコツを先日の記事で紹介している。

6-2. コンテンツごとにペルソナ設定をする

次に、コンテンツごとにペルソナを設定する。

ブログ自体のペルソナとは大枠で合致していれば、コンテンツごとに変わっても良い。大事なことは書き手が読み手を明確にイメージできることだ。

あなたがライターであれば自分自身がイメージできるか?がポイントだし、ディレクターであれば、ライターにイメージしてもらえるか?がポイントとなる。

よって、ペルソナ設定については、できるだけ具体的に設定するのが良い。性別・年齢はもちろん。住まいや性格、仕事の対する考え方を本人になりきって書き出してみる。(私は一気に書き出したら、あまり編集せずにそのままにしておく。)

6-3. コンテンツで読み手に届ける価値を明確にする

ペルソナ設定ができたら、コンテンツで読み手にどんな価値を届けるのか?を明確にする。

コンテンツの価値はシンプルに仕上げることが多い。例えば本記事の場合、価値はコンテンツSEOを実践するための具体的な手順だ。

周辺情報は探せば様々あるが、この時点でなるべく削ぎ落としてしまう。なぜなら次の工程で、多くのアイディアが生まれるからだ。

6-4. 競合コンテンツをひたすら読み込む

つづいて、競合コンテンツをひたすら読み込んでいく。

面白いことに情報をシャワーのように浴びると、様々なアイディアが浮かんでくる。コンテンツのキーワードは同一でも、視点を変えることによって、実に多様なコンテンツ内容になる。

ちなみにコンテンツSEOの場合、王道だと思われる内容が良い。シンプルに考え、該当するキーワードを自ら検索するユーザーの気持ちになって想像力を働かせる。

コンテンツSEOにおいてクリエイティブな時間である。

seo

6-5. コンテンツのアウトラインを用意する

だいたいの内容が決まったら、コンテンツのアウトラインを用意する。

ペルソナ(誰に?)

コンテンツで届ける価値(何を?)

見出し1

見出し2

見出し3

まとめ

例えば当ブログでは、上記のような形式で仕上げて、一度Wordpressで下書き保存しておく。

あるいはライターさんとコンテンツ内容について打ち合わせする時は、こうしたアウトラインを用意する。

アウトラインはいわば、コンテンツの骨格。肉づけの工程も重要だが、実は骨格づくりはそれ以上に重要だ。骨格が歪んでいたら、肉づけで修正することはできない。

6-6. 各見出しの結論を書く

次に、「ライティングのコツ10選」でもご紹介したが、用意した各見出しの下に結論を書いておく。

このことで各見出しで言いたいことが明確になり、さらにライティングスピードが早くなるので、おすすめだ。特にライティングに慣れていないと、いざコンテンツを仕上げて読み返すと、整合性が取れていない……といったことも。

結論を一文で書いておくと、書き進める内に結論を見失うことがないのである。

6-7. リード文(課題喚起)を書く

次に重要なリード文を書く。コンテンツによるが、読み手の課題喚起をすることが多い。

当ブログでは、一度ラフにリード文を書き起こしておき、後からじっくりと清書するケースが多い。

最初にリード文(課題喚起)を書いておくと、本文を書き進めながら読み手の課題に立ち返ることができる。特に5,000文字くらいの文章量になると、だんだんと課題の認識が曖昧になる。

コンテンツSEOにおいて、リード文は非常に大事な文章だ。検索エンジンはクローリングの際に、タイトル・見出しを重要視するが、同様にリード文も重要視する。

リード文にキーワードを含めるといった単純なテクニックだけではなく、コンテンツに何が書かれているかを端的に伝える必要がある。また、言うまでもなく読み手にとってもリード文は重要だ。

せっかくタイトルをクリックしてくれた読み手を、リード文でみすみす逃す手はない。

6-8. SEOライティングを実践する

最後の工程で、本文をライティングしていく。すでにアウトラインができて、各見出しがあり、結論まで書いている。なので、ここからはキーワード頻度や、細かい言い回しは気にせずに一気に書き上げる。

SEOライティングは、「SEOライティングできてる?初心者必見の8つの基本項目」を参考にしていただきたい。ただコンテンツSEOにおいて最も重要なことは、SEOライティングのテクニックではなく、ペルソナの設定と読み手にとって圧倒的に良質なコンテンツを届けること。

2つが実践できていれば、コンテンツは時間をかけたとしても検索上位に上がってくる。

まとめ|良質なコンテンツづくりへの注力を

今回はコンテンツSEOというテーマを通して、良質なコンテンツづくりの具体的な手順をご紹介した。改めてオーガニック検索からの流入をメインに考えるブログ・メディアは、ぜひ参考にしてください。

当ブログでは毎回実践している内容だが、やはり8つの手順を丁寧に実践したコンテンツは永続的にアクセスを集めている。

コンテンツSEOという言葉を難しく捉える必要はない。Googleが作ろうとしている世界(=ユーザーが検索して到達するコンテンツが最良のものである)を理解して、良質なコンテンツづくりに注力するのが、何よりも近道だ。

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