Techbook編集部

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photo by mjmonty

未来の検索はどう変わっていくのでしょうか?

時は2016年。あなたはパソコンをカタカタと叩いて検索キーワードを打ち込んだり、スマートフォンの画面をスワイプしたり、あるいは「Hey, Siri.」「OK, Google」と音声で検索しているかもしれません。

過去10年の変遷に思いを馳せると、検索は信じられないくらい大きく変化してきました。

だからきっと、2026年の私たちは想像できないような方法で検索しているかもしれません。

そして、人々の検索方法が変わるということは、SEOも変わるということです。

では、2026年のSEOはどのように変化しているのでしょうか?

本稿では検索、SEOの変化について考えてみたいと思います。

1. GoogleのメッセージアプリAlloが発表された

先日、GoogleがAlloというメッセージアプリを発表しました。

メッセージアプリ自体はまったく新しいものではありません。

しかし、Googleが発表したということに意味があるのです。

しかし何よりも目新しいのは、Alloではインターネット生活の中心を占める存在、つまりGoogleのサーチエンジンとやりとりできる点だ。

引用元:WIRED:チャットボットと人工知能(1):Googleの新たなメッセージアプリ「Allo」

そう。GoogleのメッセージアプリAlloは、Googleが誇る検索エンジンとチャットできるのです。

検索エンジンとチャットできることで、検索はどう変わるのでしょうか?

2. 検索の変化

従来の検索と、未来の検索を分けてみました。

  • 従来の検索:検索キーワードを打ち込んで、検索
  • 未来の検索:音声による検索 / チャットで検索(検索エンジンと会話?)

便宜上、従来と未来で分けましたが、私たちは双方の検索を状況に応じて使い分けることができます。

感覚的には、検索キーワードを打ち込んで検索する人がほとんどだと思いますが、Googleは公式ブログで、「13~17歳の55%・18歳以上の41%が音声検索を毎日使っている」と発表しています。

音声検索

引用元:Googleオフィシャルブログ「OMG! Mobile voice survey reveals teens love to talk

日本のデータではありませんが、若者を中心に音声検索が増えていることは注目すべき点です。

3. SEOの変化

では検索の変化を受けて、SEOはどのように変化するのでしょうか?

私はコンテンツマーケティングを行う視点から考えると、下記の3つがキーになると思います。

  • 質の高いコンテンツの重要性
  • 検索キーワード
  • 読者の課題に答えるコンテンツを作ること

3-1. 質の高いコンテンツの重要性

Googleは、質の高いコンテンツの重要性を明確に打ち出しています。

seo

引用元:Search Console Help:Steps to a Google-friendly site

Cバイブルは被リンク対策などのSEOは一切行っていませんが、下の図のように検索ランキングの上位に表示されています。上位表示したキーワードを観察しても、ここ1年で順位にほとんど変動はありません。

検索ランキング

※2016年2月Googleの検索ランキングより

SEOにおいて、コンテンツの重要性が増していることを実感しています。今後も、検索アルゴリズムは変動していきますが、コンテンツが軽視されることはないと考えられます。

今後も、より質の高いコンテンツが検索エンジンに評価されるようになるでしょう。

3-2. 検索キーワード

私たちは当初、検索キーワードを起点にコンテンツを作ってきました。

SEOライティングにも力を入れていましたし、今でも基本的には変わりません。

しかし検索キーワードはニーズを端的に表現するものですが、必ずしも万能ではないことも私たちは学んできました。2語、3語のキーワードには表れないニーズもきっとあるはずだからです。

そこでeBookでは、読者の課題を想像するために、読者の課題起点でコンテンツを作るべきだと書きました。(eBook:半永久的にアクセスを集めてオウンドメディアを成功に導くコンテンツの作り方

しかし、音声検索やAlloによる検索(もはや会話?)が普及していった時、人々は質問や指示、あるいは語りかけるような口調で検索するでしょう。となると、そこには検索キーワードという概念はなくなります。

3-3. 読者の課題に答えるコンテンツを作ること

ただ検索が変わっても、変わらないこともあります。

それは読者の課題に答えるコンテンツを作る、ということです。

検索キーワードではなく、口語体や会話口調を使うといったSEOテクニックも必要になるでしょう。

ただ読者の課題に答えることは、2026年も2036年もその先の未来も変わらず大事なことだと思います。

もしかしたら、読者の課題に答えるコンテンツを作り続けることが、一番のSEO対策になるかもしれません。

まとめ|2026年も変わらず大事なこと

Googleのメッセージアプリ、Alloの発表を受けて検索、SEOの変化について考えてみました。

IoTの普及を考えると、デバイスもPC・スマートフォンだけではなく、多様に増えていくかもしれません。

運転中に自動車から検索したり、冷蔵庫から音声検索したり・・・?

2026年、未来の検索、SEOはきっと大きな変化を遂げているでしょう。

それでも、読者の課題に答え続けるコンテンツを作ることは、変わらず大事なことです。

私たちは、そのことを忘れずにいなくてはなりません。

さて、ここまでご一読ありがとうございました。未来の検索については、以上です。

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