コンテンツマーケティングを開始してみたものの、思ったように検索上位に表示できない。そんな課題をお持ちの方は、多いのではないでしょうか。
経験者がチームにいれば良いですが、SEO初心者のみでコンテンツマーケティングを運用する場合、検索上位に表示することを焦るばかり、SEOの技術的な部分のみ追い求めてしまうケースは、非常にもったいないと感じます。
特にコンテンツマーケティング開始3ヶ月は、なかなか被リンクを得られないため、検索エンジンから高い評価を得ることが難しいのが実情です。それに「SEO・SEMを5分で理解!」でもお伝えしましたが、検索エンジンのアルゴリズムはそもそもブラックボックスです。プロでも時に対策を見誤ることがあるのに、SEO初心者が限られたリソースをSEOに投下することは、あまりおすすめできません。
今回は、コンテンツマーケティングを運用する、SEO初心者のWEBマーケティング担当者のために、コンテンツマーケティング開始から3ヶ月以内に意識すべき3つのことをまとめました。ぜひご覧になってください。
※コンテンツマーケティングについて詳しく知りたい方は、「コンテンツマーケティングとは?メリット5点+デメリット3点」をご一読ください。
Contents
1. SEOで検索上位を狙うには時間がかかる
さて、コンテンツマーケティング開始から数週間。期待が大きい方ほど、思うようにアクセスが集まらない、思ったよりもUUが伸びないと感じるでしょう。ソーシャルメディアでの拡散で一時的にアクセスが集まっても、オーガニック検索での流入が無いと恒常的なアクセスは望めません。そもそもコンテンツマーケティングは短期集中型のマーケティング手法ではないので、開始前から長期的な視点を持つべきです。
優良顧客の獲得が前提のコンテンツマーケティングにおいて、ソーシャルメディアでの拡散は、瞬間的なアクセスこそ集めますが、顧客になりえない人も集める側面があります。もちろんソーシャルメディアの拡散で、被リンクを得られる良い面もありますが、長期的な視点を持って良質なコンテンツを蓄積し、優良顧客のアクセスを継続的に集めることが、本来のコンテンツマーケティングの在り方であることは忘れてはなりません。
また新しいサイトは外部リンクの数も少なく、コンテンツ量が少ないので内部リンクも少ない状況です。この状況でSEOに注力しても、思うような効果は望めないでしょう。
SEOで検索上位を狙うのは、時間がかかります。「コンテンツマーケティング失敗事例ありがち18選」でお伝えしたように、WEBサイトの環境構築の時点でSEO対策をしたら、あとはコンテンツ量が増えてからSEOに注力する方が効率も良いです。
後述しますが、筆者はコンテンツマーケティング開始3ヶ月を、SEO学習期間と捉え、SEOの本質的な考え方から体系的に理解していくことをおすすめします。
2. 良質なコンテンツづくりに注力する
さて、アクセスが集まるまで時間がかかることをお伝えし、SEOの本質的な考え方から体系的に理解していくことをおすすめしました。ではコンテンツマーケティング開始から3ヶ月間は、何に注力すべきでしょうか?
諸説あるかと思いますが、筆者は『良質なコンテンツづくり』だと答えます。サイト来訪者の検索ニーズを捉え、そのニーズを満たす良質なコンテンツをつくることこそ、コンテンツマーケティング開始から3ヶ月間に注力すべきことです。
良質なコンテンツをつくるには、高いWEBライティング技術に相応の文章量が必要です。一度でもライティングを経験された方はわかるかと思いますが、3,000〜5,000文字程度の文章を継続的に執筆するのは非常に集中力がいるものです。それはまるで短距離走と長距離走で使う筋肉が異なるように、短文を書くのとは異なる筋肉を使います。
それらは決して一朝一夕で手に入れられるものではありません。コンテンツマーケティング開始3ヶ月間は、コンテンツを蓄積しながら、その集中力と筋肉を養っていきましょう。
蛇足ですが、最近SEOについて下記の記事が話題になりました。ここで記事の見解が正しいかを述べたいわけではありません。SEOに詳しい方でも意見が分かれるのが実情なのです。
※参考記事
「検索エンジンで上位表示をさせるためのSEO対策が、最近ではただの精神鍛錬になりつつあるという話。長文+追記が現時点では最強です。」
「SEOにかんしては、検索順位を上げる嘘のノウハウを広めようとしてる人もいる」
「SEOの嘘と真実。SEOは人によって違うけど何を参考にすれば良いのかは自分次第」
「2015年、最も効果的なSEOの手法は長文を書くこと」
なのでSEO初心者であればなおさら、良質なコンテンツづくりに注力しましょう。限られたリソースでコンテンツマーケティングを運用するには、コンテンツの質を上げることを最優先して、良質なコンテンツを蓄積していくことが重要です。
3. SEOの学習と実践のサイクルを回す
では、良質なコンテンツづくりに注力すればSEOを学習しなくて良いのか?というと、そうではありません。特に今後も外部にSEOを委託する予定がないWEBマーケティング担当者は、コンテンツマーケティングを継続する以上、自らSEOを学習することは必須です。
コンテンツマーケティング開始3ヶ月以内のアクセスが少ない状況こそ、SEOの学習に最適な期間だと言えます。この期間で良質なコンテンツづくりに注力しつつ、SEO初心者からの脱却を図るのが良いでしょう。
SEOを学習する方法としては、ネット情報と本を組み合わせる方法をおすすめします。ネットで検索するだけで有用な記事が発見できるので、大半の学習はネットだけでも完結します。しかしネット情報だけでは真偽が定かでなかったり、知識が体系化されていない場合があるので、本で補完的に学習するのが良いでしょう。
※「SEO初心者が必ずチェックすべきブログ記事11選」/SEO初心者におすすめの本「10年つかえるSEOの基本」」もぜひチェックしてみてください。
そして何よりの学習方法は、実践にあります。学習した知識をすぐに実践することで、さらに学習が進み、学習と実践のサイクルができます。コンテンツマーケティングの開始3ヶ月以内に、このサイクルを高速で回すことは何よりの学習方法だと言えます。
最後に|良質なコンテンツづくりと、SEOの学習は両立できる
今回は、SEO初心者がコンテンツマーケティング開始3ヶ月で意識すべき、3つのことをまとめました。コンテンツマーケティングを開始する方は、まずはこの3つを意識していただければ幸いです。ただ3つは思想に近い話なので、では具体的に良質なコンテンツとは何か?といった内容は別途お伝えできればと思います。
また『良質なコンテンツづくりに注力しつつ、SEOの学習をする』と聞いて、矛盾を感じた方もいるでしょう。ただ良質なコンテンツとは前提として「顧客の検索ニーズを満たすコンテンツ」です。
なので良質なコンテンツづくりを追求していくと、実は自然とSEOの学習も進むというのが実際のところです。3ヶ月という期間で、良質なコンテンツづくりと、SEO初心者からの脱却が図れれば、3ヶ月後には期待するような効果に近づきます。良質なコンテンツづくりと、SEOの学習は両立できるのです。
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コンテンツマーケティングにおいて、良質な記事は欠かせません。いくら記事を量産しても、記事の質が低いと思うような効果は得られません。高品質な記事を継続的に更新すること。コンテンツマーケティングにおいて、”良質な記事作成”が占める重要性は非常に高いものがあります。
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