Techbook編集部

リスクリスクという言葉は英語だ。

しかし、日本語でも「リスク」で通じる。(「リスクを冒す」と言えば、一般的には「危険を冒す」といった意味で使っている。)

それゆえに「リスクとは何か?」「何のことを指しているのか?」といった疑問は有耶無耶になってしまい、注意深く自分の考えを確かめてみると、思考停止になっていた。

・・・これはLinkedInの創業者、Reid Hoffman(リード・ホフマン)氏の言葉だ。

“One of the metaphors that I use for startups is you throw yourself off a cliff and assemble an airplane on the way down.

(スタートアップに関して僕が使う一つのメタファーがある。ーそれは、まるで崖から身を投げながら飛行機を組み立てるようなものだ。)”

出典:Forbes「Why Entrepreneurs Need Good Mentors」(訳:テックブック編集部)

これはスタートアップについての、Reid Hoffman(リード・ホフマン)氏の言葉だが・・・。

地面に激突することが”スタートアップの死”だとすると、それを回避するには、激突するより早く飛行機を組み立てる必要がある。

飛行機を組み立てないと浮上することはないから、常に動き続けないといけないし、時にはリスクを冒して落ちるスピードを加速させる決断が必要な時もある。

「これは(スタートアップだけではなく)、生命に言い換えても当てはまるのではないか?」

これは私の知り合いの経営者Kさんの言葉だ。

以前、とある本ミジンコのエピソードをピックアップしたことがある。

無性生殖で増えるミジンコは、厳しい環境下で「そのまま絶滅する」よりも、イノヴェーションを起こすためにリスクを冒して「有性生殖をする」といった内容だ。

つまり、スタートアップもミジンコも、リスクを冒してでもイノヴェーションを起こそうとする。

ただ、常に「死に向かっていく」という意味では、スタートアップもミジンコも、(大企業もベンチャー企業も人間も)生命すべては同じ状況ではないか?というのが、Kさんの考えだ。

「生命は常に死に向かっていく」

・・・そう考えると、危険を冒してイノヴェーションを起こそうとすることは「リスク」ではなく、「何もしないこと」つまり「停滞」こそリスクなのかもしれない。

(※もちろん一発で死に至るような行為は、論外だが。)

あなたはどう思いますか?

文/テックブック清水拓也

———————————

今回、登場した本


Techbook ?

GO