Techbook編集部

イノヴェーション

ドラッカーは「イノベーションと企業家精神」の中で、こう言っている。

ベンチャーが成功するのは、予想もしなかった市場で、予想もしなかった客が、予想もしなかった製品・サービスを、予想もしなかった目的のために買ってくれるとき。

つまり、ベンチャー企業がイノヴェーションを起こして成功するケースは、予想とは違う形でもたらされると言うのだ。

テックブックでも、イノヴェーションをどう起こそうか?というのが目下のところ僕自身の考え事でもあり、「イノヴェーション」という言葉が目に入ると反応してしまう。

マーケティングはこのブログをアップしながら懸命に継続していくとして、イノヴェーションをどう起こそうか・・・(でないとテックブックが成功の2文字を掴めない・・・)

ふと以前、「発想する会社!― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」という本を読んだことを思い出した。何かヒントはないかとパラパラとめくってみる。

すると、IDEO社の創業者の1人、トム・ケリー氏のこんな言葉に出会った。

歴史は教えている。イノヴェーションは中央の計画から生まれない。そのようにして生まれるのなら、シリコンバレーはサンフランシスコではなく、モスクワの近くにあっただろう。

数多くのプロジェクトに取り組むなかで、私たちは単純だが重要なことを学んだ。それはあらゆるチームないし会社が予想すべきことだ。つまり、「予想外の事態」である。

そしてこう続く。

まずは予想外のことを予想し、組織の内外で発生する不意の出来事を進んで受け入れることだ。

謙虚さをもち、答えは最も予想していないところからくるかもしれないと認識して、プロジェクトに取り組もう。

どうやらイノヴェーションは起こそうとして(つまり計画して)起こすことは、難しそうだ。

ドラッカーとトム・ケリーも、イノヴェーションがもたらす成功は、「予想外」であることを示唆している。

そう考えると、イノヴェーションを起こすために大事なことは、予想をすることではなく・・・。

予想外のことが起こるような環境づくりをすることが大事ではないか?と考える。

確かに、「よし。今からイノヴェーションを起こすぞ。」と準備をして、丁寧に計画を立てて、引いたレールの上を計画通りに走ってイノヴェーションが生まれる絵は想像しにくい。

では、予想外のことが起こる環境とは、どんな環境だろうか。

・・・イメージを膨らませていたら、「混沌(カオス)」という言葉が浮かんだ。

イノヴェーションを起こすには、予想外のことが起こる「混沌(カオス)」が必要なのか?

そう言えば、スティーブ・ジョブズも、アルベルト・アインシュタインも、共通して机の上が散らかっていたというのは、有名な話だ。

また「アイディアのつくり方」という本には、「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」とはっきりと書いてある。

一人の天才が様々なデータや資料(既存の要素)から、新しいアイディアを生み出すのか?

あるいは、バックグラウンドの異なる様々な考えを持つ人間が集まって、新しいアイディアを出すのか?(その両方か・・・。)

どちらにしても、イノヴェーションを生み出すには混沌(カオス)が必要なのかもしれない。

あなたは、どう思いますか?

文/テックブック清水拓也

今回、登場した本

毎日。テクノロジーやデジタルマーケティングetc.をテーマに。


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