Techbook編集部

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2017年7月27日に「#VOYAGE MARKETHON」の第二回が開催されました!Techbookはメディアパートナーとして今回も参加しました。

「企業のマーケティング課題について、もっとフランクにディスカッションする場が欲しい」
「新しいオープンイノヴェーションの機会を作れたらいいね」

そんな声がきっかけで始まった「#VOYAGE MARKETHON」は、第一回のジャックダニエル(アサヒビール様)を経て、無事に第二回を迎えられました。

初めてではないとはいえ、まだ二回目ということもあり、どのような会になるか不安もありましたが、参加者全員の熱気は右肩上がりに上がっていき・・・難しい課題ながらも、いくつものグッドアイディアが飛び出しました。

それでは早速、イベントレポートいってみたいと思います!(第一回、ジャックダニエルの会はこちらから)

まずは「アクサダイレクト」のご紹介!

まずはアクサ損害保険株式会社の小原 奈名絵 様より、自動車保険「アクサダイレクト」のご紹介です。

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「コーポレートブランドはアクサダイレクトで、堤真一さんのTVCMでご存じの方も多いと思います。『ダイレクト』なので、基本的にはインターネットで保険を買っていただくということを推奨しています。

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日本の自動車保険の市場は約4兆円で、過去10年間のデータを見ると成熟市場なのは間違いないのですが、ダイレクトに限ると10年で9%の成長をしています。金融系の商品でここまで成長率が高いセグメントはなかなかありません。」

「自動車保険の基本機能として、”事故が起きた時に金銭的な損害に対してお金を払います”といった点に加えて、事故にまつわるさまざまなサービスも提供しています。

保険はコモディティ商品なので差別化が難しいのですが、価格の安さや事故対応の良さなどがポイントになってきます。」

今回のテーマはこちら!

テーマ:『ディーラー経由での販売が主流であり、思うようにEC化が進まない自動車保険。これからの自動車保険が、インターネット販売にシフトしていくためにはどうすればいいか?』

EC/ウェブ経由での申し込みが市場全体の10%に満たない自動車保険。アパレルなど店舗が優位だった業態でもEC化が進む中、保険業界では思うようにEC化が進まない状況が続いています。

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コミュニケーション、プロモーション、プロダクトマーケティング、etc。。。多角的な観点から、「自動車保険」におけるインターネットでの購買率を上げる施策を提案してください。

・・・ということで、参加者はランダムに指定された4人を1チームとして、「アクサダイレクト」のマーケティング課題について60分のディスカッション&プレゼンを行いました。

一筋縄ではいかない難しい課題だから取っつきにくいか・・・と思いきや、ディスカッション前の質疑応答では意欲的な質問が出るわ出るわで、最初から盛り上がりを見せていました。

ディスカッションタイム、スタート!

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前回同様、ピザとビールで歓談しつつ、楽しい雰囲気の中でディスカッションは進み・・・。

そして各チームの発表へ!

それではここから各チームの発表内容を見ていきましょう。

決して長くない時間の中で、最終的にアイディアを整理して企画に落とし込み、プレゼン資料まで作るのは簡単なことではありません。

しかし、どのチームも面白いアイディアで会場を沸かせました!

チーム①

014ディーラー経由ですでに契約している顧客をターゲットに、保険を乗り換えるのが面倒だというニーズに対して、解約手続きの代行を全面的にバックアップするサービスを展開する。

長期的には、今後増えていくであろうライドシェア系サービス利用者に対して、C to C向けの保険商品を開発していく。(ライドシェア系サービス=カーシェアサービス、Uberなども含む)

チーム②

015モバイルに特化して、「とにかく早く、簡単に」というキーワードでブランディングしていく。今までの保険は「安心・安全」をPRしていたが、スマホネイティブの世代には手軽に早く、登録を簡単にできる方が良い。

例えば東京カレンダーなどのWEBメディアと記事広告を企画して、スマホに最適化されたプロモーションを行うことで、新たなターゲットを開拓していく。

チーム③

016顧客のインサイトに注目。例えば「お小遣いを少しでも上げたい」といったニーズもあるはず。そういったインサイトを捉えつつ、ECの「安い、簡単、いつでもできる」といったメリットを打ち出す。

具体的な施策としては、オウンドメディア内でアンケートを行い、顧客が車の乗り換えるタイミングを狙って訴求していく。その他には、乗り換えのハードルを下げるために、代行サービスを展開する。

チーム④

017顧客が車を買うタイミングではなく、車を買う前に保険を勧める「早割」や、携帯電話でよく展開される「ファミリー割」を行う。

EC化率を倍増させるためには、この二つの割引=アクサダイレクトを打ち出して、競合他社を押さえて顧客に訴求していく。

チーム⑤

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EC化が進まない理由は、顧客と保険会社のタッチポイントが少なく、保険を検討するタイミングが圧倒的に少ないから。だからコミュニケーションの頻度を高めていくことが必要。保険は複雑な商品だから、ディーラーが勧める保険に決まるのではないか。

アクサダイレクトの良さの一つは価格の安さだから、コスト意識が高まり頻度が高いガソリンスタンドやコインパーキングで顧客とのタッチポイントを作る。

その月で一番安全運転をした人のガソリンスタンド・コインパーキング料金を割引するなど、最初はゲーム感覚でキャンペーンを展開する。

顧客の運転に関するデータは、テレマティクスのアプリを利用して取得し、最終的にはデータドリブンで最適な保険の提供をしていく。

アクサ損害保険株式会社より結果発表と講評

すべてのプレゼンが終わったあと、協議の時間を経て、アクサ損害保険の小原 奈名絵 様から結果発表と、二見 直樹 様から講評がありました。

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それでは結果発表・・・。

2位はチーム③!(「安い、簡単、いつでもできる」)

講評:顧客の購買行動、インサイトが合致していると感じた。具体的にどのようなデータを使うかまでの提案があり、実現の可能性という点で見ても「明日からできるのでは?」というくらい高いものがあり素晴らしい発表だった。

1位はチーム⑤!(テレマティクスアプリによるデータドリブンな保険サービス)

講評:まず、プレゼンが素晴らしかった。タッチポイントが少ないという課題に対して、如何に増やしていくかというコンセプトは正しいと思った。顧客がイラっとするようなポイントに、すっと入り込んでいくというタッチポイント、フリークエンシーの考え方が素晴らしかった。

さらに、いかにデータを集めて、どうやってアプローチするかといった点が具体的で実現の可能性が高いと感じた。

最後は全員で集合写真!

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まとめ

第二回は「自動車保険」という、ともすれば難しいと感じがちなテーマで行われた#VOYAGE MARKETHONでしたが、質疑応答から大いに盛り上がりを見せ、すべての人が積極的に課題に取り組む姿は感動的ですらありました。

このイベントがきっかけで自動車保険に詳しくなったり、初めて知り合った同士で仲良くなったりと・・・参加者の声からは、また開催して欲しいとの声もいただきました。

ご参加いただき、誠にありがとうございます!

最後に、第二回の#VOYAGE MARKETHONにご協賛いただいたアクサ損害保険株式会社様に心より御礼申し上げます。

ありがとうございました!!

文/テックブック清水拓也