デジタルマーケティングと言えば聞こえはいいが・・・。
私はWeb広告をメインにマーケティングプランを考えた経験こそあれど、もっと大きな枠組みでマーケティングを捉えて実行した経験はない。
だから、プランナーとしてTV CMや新聞といった媒体も含む、マーケティング全般を扱う方々の話を聞くと、また違った視点を持つことができて勉強になる。
・・・最近とある方からテレビCMの話を聞くという経験をした。
Oさん「企業はなぜテレビCMをなぜ流すのか?という疑問を持ったことはありますか?」
T(私)「CMを流せば、売れるからじゃないですか?」(簡単に考えすぎか・・。)
Oさん「そう・・・だと思うのですが、実際のところはわからないですよね。」
T「・・・。」(CMを見て商品を買ったかどうか・・・。実際の効果はわからないか・・・。)
最近は事情もだいぶ変わってきましたが、と前置きして、Oさんはこんなことを教えてくださった。
Oさん「あれ、コンビニに置いてもらうためっていう理由もあるんです。」
T「あ・・・。ん?」
Oさん「わかります?モノによりますが、商品をコンビニの良いところに陳列さえしてもらえば、売上が上がるんですよ。
だから営業マンは、どうすれば置いてもらえるかを考えますよね?
で、その答えの一つ、なんですが、テレビCMを流すと置いてもらえるんです。」
T「そうなんですか?」
Oさん「だって考えてみてください。コンビニの方も、商品を置くか置かないかを何で決めたらいいか迷いますよね?」
T「確かに・・・。」
Oさん「この商品は、テレビでCMを流しますよ!と営業マンに言われれば、売れそう、置いた方がいいのでは?って思いますよね、きっと。」
T「・・・。」
Oさんの話は私にとって衝撃的だったが、少し考えればわかることだが、確かにそうだ。
いくらWebが広まったとはいえ、今なおテレビCMの効果は絶大なものがある。CMが流れるだけで、世の人の脳内にブランドがインプットされる。
「テレビCMを流す」というだけで、コンビニの陳列を決める理由になるとしても驚かない。
企業がなぜテレビCMをなぜ流すのか?
・・・今まで深く考えたことはなかったが、改めて考えさせられた。
文/テックブック清水拓也
毎日。テクノロジーやデジタルマーケティングetc.をテーマに。