Techbook編集部

magicleap

MagicLeapとは、現在開発されているMRデバイスの名称及び開発会社の名前である。

MagicLeap社は、同社の技術を「Mixed Reality Lightfield」と名付けた

つまり、MR技術だ。(MR=Mixed Reality : 複合現実)

では、どんな「もの」を開発しているか?どうやって、私たちの現実を拡張するのか?という疑問については、憶測は様々あるが実体は見えてこないというのが現状だ。

ただ体育館でクジラが水しぶきを上げる有名な動画を見ても、どうやらヘッドマウントディスプレイのようなものを開発しているのではないか?というのは何となく想像できる。

しかし、VR体験で実際に感じたことだが、目の前を覆われるヘッドマウントディスプレイだと、MR(つまり現実と仮想現実が入り混じる世界)の実現は難しいのではないか?とも思う。

いくつかの参考サイトや文献をあたっても、おそらくそれらしき「もの」を開発しているのは間違いなさそうだが、詳細については公式発表はなされておらず、いったい彼らは何を開発しているのか・・・?

これはMagicLeapの最大の謎となっている。

MR技術・AR技術活用の可能性

Forbes JAPAN 2017年03月号のインタビューにおいて、MagicLeap社CEOのロニー・アボヴィッツ氏は、MR技術によって「身の回りの世界が全て、あなたの”デスクトップ”になる。そんな未来がやってくる」と説明している。

これは、MagicLeap社が公開している、メールやニュースを空間に投影している映像からも想像できる。

映画「マイノリティ・レポート」を観た方なら、なんとなくイメージできるだろうか。

マイノリティ・レポート

出典:WikipediaーMinority Report (film)

(こんな世界がいつかやってくるの!?)と思った方は、もしかしたら知らないことがあるかもしれない。

実は、AR技術は既に多くの分野で活用がなされている。(AR=Augmented Reality : 拡張現実)

同誌において、AR業界の著名人であるオリ・インバー氏は、企業のスマートグラス(ARデバイス)活用の事例のとして、製造現場でスマートグラスを使い、必要な情報を視界に映しながら作業するといったことは実際に行われていると説明する。

具体的には、航空会社のボーイング社の製造工程、運送会社DHL社の倉庫でのピッキング作業で、効率化を目的にAR技術が導入されていらしい。

AR技術がすでにビジネスとして立ち上がっている様子からも、MagicLeapのMR活用の可能性は無限大に近いものに感じる。

MagicLeapが描く未来は、いずれスマートフォンに代わるデバイスとなり、日常的にデバイスを着用することが前提となる世界なのだろうか。(そんな想像すらしてしまう。)

MagicLeapに対する世間の注目

2016年2月、マジックリープ社は7億9350万ドルの資金調達に成功した。

これはアリババが主導し、JPモルガン等が新規投資として参加している。これ以前にも、2014年にはグーグルが主導した投資ラウンドで5億4200万ドルの資金調達に成功するなど、多額の資金を調達している。

しかし、冒頭にも書いた通りMagicLeapは謎に包まれている。世間の目、投資家の目も、大きな期待を集めながらも懐疑的なものもある、といった印象だ。

MagicLeapの今までと、これから

繰り返すが、MagicLeapの具体的な発売時期や、価格、概要などは一切明らかにされていない。

ただ、時期については、1月3日の公式のBLOG(英語)において、2017年は大きな年になるとコメントすると同時に、プロトタイプの製造ではなく、スケールアップの段階に入っているとする。

ただし、過去にも(開発が完了に近づいている)と期待される発言をしたこともあり、予測がつかない。

また、MagicLeapを活用した具体的なプロジェクトとして、ILMxLabと提携し、スター・ウォーズのMRコンテンツを共同で開発することが発表されている。

既にMagicLeapのTwitterでも映像が発表されている。

さて、MagicLeapは私たちの現実をどのように拡張するのか?

今のところわかっている情報から推測するに、ヘッドマウントディスプレイ、あるいはGoogleグラスのようなメガネかコンタクトレンズ?といった予測しかできない。

MR技術活用の可能性自体は、知れば知るほどすごく広がっていると感じるが、肝心の「どのように」の部分がまだ見えてこない。

しかし人類の歴史を紐解くと、過去には不可能だと言われたことを可能にしてきた偉人たちがいる。ロニー・アボヴィッツ氏率いるMagic Leapも同様か、あるいは・・・?

あなたは、どう思いますか?

文/テックブック降矢悠司
編集/テックブック清水拓也

▼参考文献・サイト
Forbes『Forbes JAPAN 2017年03月号
MagicLeap「PRESS
MagicLeap「BLOG
STARWARS「ILMXLAB AND MAGIC LEAP JOIN FORCES
Twitter「Magicleap

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