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COLUMN

- 2020.03.01 - CONTENTS MARKETING

企業がストーリーテリングをする意味?世界のベストセラー10は物語が8冊を占める

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ストーリーテリング

photo by Pedro Ribeiro Simões

ただ良いものを作れば売れる時代は終わりました。

リーバイスやヴォルビック、スターバックスやレッドブルなど、海外の先進的でattractive(魅力的)な企業は「商品を売る」のではなく、ストーリーテリングをすることで世界的な成功をおさめています。

国内でも土屋鞄や無印良品など、商品だけではなく、会社自体や人、世界観をストーリーにすることでマーケティングに成功しています。(詳しくはコンテンツマーケティングの事例をご覧ください)

米国で数多くの大手クライアントを持つコンテンツマーケティングの第一人者、ジョー・ピュリッジ氏は「すべての企業はメディア化する」と語っています。

ブランド広告やコンテンツにストーリーテリングの手法を取り入れるのは真新しいことではなく、いまや大小さまざまな企業が、ストーリーで顧客や見込み客の関心を得ようとしています。

今回は、なぜ企業がストーリーテリングをするのか?その意味について考えていきたいと思います。

1.なぜストーリーなのか?

まず、なぜストーリーなのでしょうか?

そもそもストーリーである必要はあるのでしょうか?わかりやすく伝えるなら、わざわざ物語を創作しなくても、円グラフと棒グラフと折れ線グラフを駆使すれば良さそうなものです。

私たちは、この疑問に応えられそうなデータを探しました。(どんなデータでもって応えられるのかも、暗中模索でしたが!)

以下は、過去50年で世界における発行部数が多い書籍、つまりベストセラー10冊です。

第1位 聖書 39億部
第2位 毛沢東語録 8億2000万部
第3位 ハリー・ポッター 4億部
第4位 指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング) 1億300万部
第5位 アルケミスト - 夢を旅した少年 6千500万部
第6位 ダ・ヴィンチ・コード 5千700万部
第7位 トワイライト 4300万部
第8位 風と共に去りぬ 3300万部
第9位 頭を使って豊かになれ(思考は現実化する)3000万部
第10位 アンネの日記 2700万部

出展元:HubPages-「10 Most Read Books In The World

こうして見ると、上位10位のうち8つを物語が占めていました。

特に1位の聖書は圧倒的な部数を誇ります。想像に過ぎませんが、もし聖書がイェス・キリストの御業をまとめてグラフで図解したデータ集だったら、ここまで読まれたでしょうか?物語だから読み継がれ、伝承され、人々の心に残り、繰り返し繰り返し求められてきたのではないでしょうか?

私たちは知らず知らずのうちに、ストーリーを求めています。

それは映画のような他のエンタテイメントでも同様です。

なぜストーリーなのでしょうか?この疑問の答えの1つは、世の多くの人々が求めているのが物語、つまりストーリーだから、です。

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2.繰り返しテリング="語る"意味

繰り返しストーリーを語ることが重要です。

繰り返し語ることで、最初は知らない人や物が、気づくと身近な存在になっているはずです。素晴らしいストーリーテリングは、そういった性質を持っています。

イメージしやすいように、リーバイスの事例を見てみましょう。「The Live in Levi's Project」は、世界中のファンによる、リーバイスのさまざまな着こなしを紹介しているプラットフォームです。

誰でも知っているようなスターやセレブではなく、ファンがもっと身近に感じる人物を選択しているあたりが秀逸です。(つまり、消費者と遠く離れていない人物を選んでいます。)

彼らの一人ひとりが、リーバイスと共にどのように生活し、働き、人生を楽しんでいるかを語りかけています。

  • 「憧れのミュージャンの真似をして」
  • 「苦労の後は幸せが待っている」
  • 「世の中はお金じゃない」
  • 「常に考えながら生活している」

動画内にはそんなメッセージが語られていて、魅力的な生き方をしている個人のユニークなストーリーが存在します。私たちはリーバイスを身につける彼らの様々なストーリーに、繰り返し触れることで、そこに私たち自身のストーリーを見つけ、共感を覚えていきます。

参考:The Live In Levi's® Project - We are 501® | Levi's

3.ストーリーテリングをする意味

語られたストーリーや小説の主人公、映画の中のヒロインに「自分とどこか似ているな」と共通意識を感じた経験は誰にもあると思います。

これは登場人物を想像するときに、自分の似た経験の中からイメージを補填するためです。

人はストーリーを語られると、自分の実体験から同様のものを探すという働きがあります。

先ほどのリーバイスの事例は、一般論を語るのではなく、ストーリーにすることでより多くの人々から共感を得ているのです。

企業がストーリーテリングをする意味は、顧客にブランドをより身近に感じてもらい、共感を得るためです。顧客の共感を得ることができれば、そのブランドは数あるブランドの1つではなく、顧客にとって唯一無二のものになるでしょう。

まとめ

ただ良い物を作っても売れない時代、これには悲しい響きがします。

しかし物が作られるまでの背景やコンセプト、世界観が素晴らしいストーリーになった時、人々が熱狂する様子は現代にも普遍的に起きていることです。

コンテンツマーケティングの事例の中には、ストーリーテリングの事例としても秀逸なものが含まれています。ぜひご覧になってください。

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