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COLUMN

- 2020.03.01 - CONTENTS MARKETING

WEBマーケティング用語18選【中級者向け】

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WEBマーケティング用語

今回は、WEBマーケティングを行っていく上で、知っておきたい用語をまとめました。18選の内訳は、主にECサイトのデザイン改修などで使うECサイト関連の用語、集客の際に使うWEB広告関連の用語、目的と規模で使い分けなくてはいけないサーバー関連用語、そして最後に番外編となっております。

WEBマーケティング用語は、横文字が多く、一度聞いただけですぐに理解ができないものも多くあります。今からご紹介する用語は、おそらく一度は聞いたことがあるものの、説明するとなると難しい中級者向けの用語です。この18語を理解できると、WEBマーケティング初心者とは呼ばれないでしょう。

中でもサーバー関連用語はベースの知識がないと理解が難しいかもしれませんが、環境に合う最適なサーバーを選択をすることは必須事項ですので、よくチェックしておきましょう。もし基本的なWEBマーケティング用語を知りたい場合は「ECサイト用語18選【初心者必見】」をチェックしてください。簡単な言葉を丁寧に解説しております。それでは、参ります!

1. ECサイト関連の用語

1-1. Call to Action

CTA(Call To Action)を直訳すると「行動喚起」という意味になり、WEBマーケティングでは、「訪問者にとってもらいたい行動を誘導する」ことと定義できます。例えば資料請求をしてもらうことが目的のWEBページであれば、「いますぐ資料請求をする」といったボタンで、ユーザーを資料請求ページへ誘導することが、「CTA」の役目になります。

WEBサイトでは、様々なモチヴェーションで顧客がページを訪れるため、ランディングページなどの一般的にCTAが使われやすいページ以外にも、訪問者の目に付きやすい位置にCTAを用意して、次の行動を促すことが重要です。「注目ベンチャーの秀逸オウンドメディア事例9選」では、ビーマガのCTAに触れています。参考までにご一読ください。

1-2. EFO

EFOとは、Entry Form Optimization(エントリーフォーム最適化)の略で、会員登録フォームや資料請求フォームなどの入力完了率を高めるために様々な施策を行いフォームを最適化することです。

ヒートマップ

CTAを高めて、買い物カゴへの流入数を増やしても、何も最適化していないフォームでは平均70%以上のユーザーが購入まで至らず離脱してしまっていると言われています。入力の手間を減らし、より短時間で正確に入力完了できるように、ユーザに合わせて入力フォームを最適化する施策を、EFOといいます。EFOを詳しく知りたい方は、「EFOツール機能9個+ASP型EFOツール4選比較」をぜひご覧になってください。

1-3. アップセル

アップセルとは、顧客が購入したその商品と同種で「より上位のもの」を提案し購入してもらうことです。アップセルを行なうことにより、顧客数を増やすことなく総売上額を増やせるので、効率の良い売上向上策となります。

例えば健康食品の通信販売の場合、単発での商品購入よりは、定期購入による「リピート型」のビジネスモデルでサービスを提供しているため、アップセルが非常に重要になります。新規顧客には無料サンプルやトライアルセットを含めて低価格の商品を案内しますが、既存顧客には「より上位の商品」や、定期コースへの引き上げといったアップセルを行うことで、顧客単価を高めることができます。

1-4. クロスセル

クロスセルとは、顧客が購入しようとしている商品と別の商品を提案し、購入を検討してもらうことです。または、顧客が購入を希望している商品と組み合わせて使うことのできる商品の購入を促すことです。顧客数を増やすことなく売上総額を上げることができるため、効率的に売上を伸ばすことができます。

ECサイトの場合、ユーザーに対しての購入履歴などから関連商品をレコメンデーションする事は効果的なクロスセルといえます。

他にも、「この商品を購入したユーザーはこのような商品も購入されます」など、「商品と同種」「別に需要のある商品」の購入を促すクロスセルのアプローチ方法があり、現在多くのECサイトで活用されています。

2. WEB広告関連の用語

2-1. CPM

CPMとは、Cost Per Milleの略です。1,000回表示あたりの広告コストのことです。 Millはラテン語で1,000を意味する「mille」からきています。 広告を掲載したWEBページなどが閲覧者の画面に表示された回数に比例して広告料金が課金されます。

CPM

認知効果、告知効果が比較的高いとみなされるディスプレイ広告(画像広告)で採用されることが多いほか、大手WEBメディアの課金方式にCPMが採用されます。

2-2. CPI

CPIとは、ネット広告の配信単価の種類の一つで、ソフトウェアのインストール一件あたりの料金のことです。閲覧者が広告を経由してアプリケーションソフトを自らコンピュータに導入(インストール)するたびに、広告主にCPIで設定した広告料が課されます。

閲覧者にソフトウェアの導入を促すタイプの広告に適用されるもので、このような広告はアプリインストール広告あるいはCPI広告と呼ばれます。広告内にはインストールを開始するボタンなどが設置されており、これを押すと直ちにソフトウェアのインストールが開始されます。スマートフォンやタブレット端末向けのものが多いです。

2-3. DSP

DSPとは、Demand Side Platform の略で、直訳すると「需要側のプラットフォーム」となります。広告配信を希望している(需要の有る)側のプラットフォームという意味です。

DSPを利用することで、広告主は広告の買い付けから配信、ユーザーターゲティングなどを一括して管理することができます。複数のSSP(Supply Side Platform)と接続することで、広告主の求める在庫を必要な時に必要な分だけ確保することが可能です。この時、SSPとの間でリアルタイム入札(RTB)にて広告枠の売買が行われます。

リアルタイム入札という仕組みによって広告位置表示ごとに価格を決め、閲覧ユーザーの情報に基づいて適したターゲットに配信することが可能になりました。

2-4. SSP

SSPとは Supply Side Platform の略で、直訳すると「供給側のプラットフォーム」となります。供給側とは、広告枠を提供している側のことを指し、具体的にはWEBサービスやメディアなどの媒体運営者のことをいいます。

そういった供給側に対して、広告枠販売の効率化や広告収益の最大化を支援している仕組みがSSPということになります。広告のインプレッションが発生するごとに最も適した広告を自動的に選択し収益性を高める仕組みが提供されていますが、機能は各社提供するサービスによって異なります。

2-5. RTB

RTB(Real-Time Bidding)は1imp毎にリアルタイムで広告枠を売買(入札)するシステムです。1imps毎に競売にかけて、複数のDSPがそれに対して入札し、一番高い値段で入札したDSPの広告が表示されます。

RTB

RTBの導入により、売り手である媒体社は広告表示1回ごとに広告収益を最大化することができ、買い手である広告主・広告会社は広告表示1回ごとに最適な市場価格で広告露出を図ることができます。

2-6. アドネットワーク

Ad Network(アドネットワーク)とは、複数の広告媒体(WEBサイトやソーシャルメディア、ブログ等)を集めて広告配信ネットワークを作り、それらの媒体に広告をまとめて配信する仕組みのことです。

アドネットワークを利用することによって、様々なWEBサイトやソーシャルメディア、ブログを『ひとつの媒体』とした広告出稿ができるため、より多くのトラフィックが見込めるでしょう。また、アドネットワーク業者に掲載前後の処理を一括して任せられるため、業務効率化も図ることが可能です。

2-7. アドエクスチェンジ

アドエクスチェンジとは、各媒体・各アドネットワークが抱える広告枠(AD)を交換(EXCHAGE)できる仕組みで、これによって配信プラットフォーム(仕様)が統一されました(広告の取引市場化)。アドエクスチェンジの仕組みは広告枠をimp(配信数)ベースで入札する市場であり、需要(広告主)と供給(媒体)のバランスによってインプレッションごとに広告枠の価格が決まります。

以上、WEB広告関連の用語でした。「バナーの作り方で大切な3つの考え方」は、WEB広告をつくる時に参考になる記事です。ご一読いただければと思います。

3. サーバー関連の用語

3-1. クライアントサイド

そもそもクライアントサイドとはアプリケーションを実行する場所がクライアント側という意味です。ここでいうクライアント側とはホームページに訪れた利用者です。利用者側のパソコンやスマートフォンなどに入っているブラウザがプログラムを実行しています。

例えば、JavaScriptやCSSなどはWEBサーバーから結果がブラウザに返ってきてブラウザ側で処理をする時に動作するのでクライアントサイドの言語と言えます。

3-2. サーバサイド

一方サーバーサイドはクライアントサイドがお客様側だったのと反対に、アプリケーションの提供側がプログラムを実行します。

サーバーサイド

この場合はインターネット上にあるWEBサーバーが処理を行います。例えば、クライアント側で持っていない情報の入ったデータベースを参照しないといけないような場合はサーバーサイドで実行されます。サーバーサイドの言語としては有名どころだとPHPやPython、Perl、Rubyなどたくさんあります。

3-3. 共有サーバー

共用サーバでは、WEBサーバがインストールされたサーバの一部を借り、複数のユーザが1つのWEBサーバを共有して利用します。1ユーザの暴走で他のユーザに影響が出ないよう、メモリの利用上限などを厳しく設定してあります。イメージとしてはシェアハウスで、風呂の時間や洗濯の時間などに厳格なルールを定めた共同生活です。

ルールを守れば価格も安く、快適に暮らすことができます。有名なサービスとしては、「さくらのレンタルサーバ」「ロリポップ!レンタルサーバ」などがあります。他のサーバと比べると価格が安いです。サーバの知識がほとんど必要なく、簡単に使うことができます。

共有サーバー

しかし1つのサーバのCPUやメモリ、ソフトウェアを複数のユーザで共有して使うので、他のユーザの悪影響を受けやすいです。例えば、同じWEBサーバを使っているユーザのサイトのアクセスが急増したときに、サーバのリソースを使われてしまい自分が運営するサイトの表示速度が遅くなることがあります。

またユーザはサーバの管理者権限を持てないので、好きなソフトウェアをインストールできません。共用サーバでは、サーバ会社が決めたOSやアプリケーションを使うことになり、データベースの種類や、実行できるプログラミング言語などが限定されてしまいます。

3-4. (レンタル)専用サーバー

専用サーバは物理サーバを完全に1台専有できます。共用サーバとは異なり、CPUやメモリ、ソフトウェアを1人で自由に使うことができます。イメージとしては一戸建てで、他の人からの影響が無いのはもちろん、家の中を自由にカスタマイズできます。

有名なサービスとしては、「さくらの専用サーバ」「GMOクラウド 専用サーバ」などがあります。管理者権限(root権限)が手に入るため、自分の好きなアプリケーションをインストールでき、OSも選ぶことが可能です。物理サーバを全て専有できるので、他のユーザの影響を受うけることがありません。

しかしハイスペックな分、価格帯も高価になります。サーバを自分で構築し、メンテナンスできるスキルが必要となります。また専用サーバによっては、サーバの保守を代行、管理者権限を付与しないといった形態のサービスがあります。サーバの運用の手間が省けるものの、サーバをカスタマイズする自由度は下がります。

3-5. VPS

VPSでは、物理サーバにインストールされているOS(ホストOS)上に、ユーザそれぞれに仮想サーバが割り当てられ、その仮想サーバを専有して使えます。仮想サーバではホストOSとは別のOS(ゲストOS)がインストールされており、ユーザが管理者権限を持って自由に操作できます。

イメージとしてはマンションで、自分に割り当てられた部分は自由にカスタマイズできますが、エレベータなど共用の部分についてはカスタマイズできないという感じです。有名なサービスとしては「さくらのVPS」「カゴヤ・クラウド VPS」などがあります。ユーザは仮想サーバの管理者権限(root権限)が手に入るので自分の好きなアプリケーションをインストールできます。

VPS

インストールするOSも選ぶことができます。仮想サーバ1つ1つにCPUやメモリなどのハードの資源を割り当て、ユーザはそれを仮想的に専有できるので、共用サーバより他のユーザの影響を受けにくいです。 しかし専用サーバと同様に、サーバを構築し、メンテナンスできるスキルが必要となります。ホストOSがクラッシュした場合や、メンテナンスが入った場合などには、サーバダウンが生じる可能性があります。

また 専用サーバと同様に、サーバの保守を代行、管理者権限無しの場合があります。サーバの運用の手間が省けるものの、サーバをカスタマイズする自由度は下がります。

3-6. パブリッククラウド

パブリッククラウドでは、SaaS、PaaS、IaaSという領域があり、それぞれ自由に操作できる部分が異なります。

AWS(Amazon WEB Services)といった、IaaS領域が操作できるパブリッククラウドのサーバでは、VPSと同じくユーザそれぞれに仮想サーバが割り当てられます。VPSとの違いは、1つの仮想サーバを借りるのではなく、サーバのスペックなどを自由に変更できる点にあります。

パブリッククラウド

有名なサービスとしては「AWS」「Microsoft Azure」「さくらのクラウド」などがあります。また、サーバへのアクセスが集中し負荷が高くなったときに、サーバのスペックを自動で上げる(オートスケールアップ)、負荷が通常時に戻ったときに自動で下げる(オートスケールダウン)機能があります。サーバスペックと時間ごと(1日ごと、1時間ごと)での課金となっているサービスが多いです。

必要な時間だけ使って使用料金を抑えることができます。しかし短所についてはVPSと基本的に同じですが、24時間稼働させ続ける場合には、アクセス数などによってVPSや専用サーバよりもコストがかかる可能性があります。

4. 番外編

4-1. アクセス解析

アクセス解析とは、特定のWEBサイトに計測ツールを導入することにより、どのような事象が起こっているか分析することです。流入元やアクセス数、滞在時間、離脱、直帰などを知ることによって、サイトへの訪問者の環境や性質を把握し、それに適したコンテンツやデザインにすることでWEBサイトのクオリティーを向上させることに役立ちます。

アクセス解析

有名なものに、無料で使える「Google Analytics」などがあります。しかしアクセス解析ツールを使っているだけでは、問題のあるページを限定できても、そのページの何が問題なのかを分析することはできません。そういった「実際のサイト上での行動(体験)」を分析するのに「ヒートマップツール」は最適な手法です。

ヒートマップツールはユーザーのサイト上でのアクションを、サーモグラフィーで表すツールです。さらに詳しく知りたい方は、「ヒートマップツール主要機能3つ+有名サービス3選」をご覧になってください。

最後に|用語は言葉の意味、関連性を理解することが大切

今回は「ECサイト用語・WEBマーケティング用語18選【中級者向け】」をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

用語は丸暗記するものではなく、言葉の意味、関連性を理解することが非常に大切です。例えば、「DSP」という言葉をDemand Side Platformと暗記することは実はどうでもよいことで、大切なのはSSPとRTBとどのような関係性になって、どういった広告配信ができるか、ということを理解することです。

今回の記事を読んで用語を理解しつつ、人に説明できるレベルまで理解できれば完璧です。今回もCバイブルをご一読いただき、ありがとうございました。

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